ブラジリアンワックスでヒゲ脱毛するのは絶対にNG!怖すぎる肌トラブル5つ
皆さんは、ブラジリアンワックス脱毛を知っているでしょうか?
冷えると固まるワックスを用いて、鼻毛やすね毛などのムダ毛を一気に抜く方法として、少し前に流行っていましたよね。
では、ブラジリアンワックス脱毛は、鼻毛と同じようにヒゲも一気に抜き去ることができるのでしょうか?
結論から言うと、ワックスでヒゲ脱毛をすることは、絶対にNGです!それには、意外な理由があります。
今回は、ブラジリアンワックス脱毛についての誤解や、ワックスでヒゲを脱毛してはいけない理由などを紹介していきます!
もしも今あなたが、ワックスでヒゲ脱毛をしてみたいと考えているなら、一度冷静になってこの記事を読んでみてください。考えが変わると思います!
ブラジリアンワックス脱毛って何?
そもそも、ブラジリアンワックスとは何なのでしょうか?ブラジルと一体どんな関係があるのでしょうか?
実は、ブラジリアンワックス脱毛はそもそも、「ワックスを用いたVIO(陰部)脱毛」を指す言葉なのです。
ハチミツや砂糖でできたワックスを陰部に塗り、冷えて固まったところを一気に剥がして毛を抜き取る、これが本来のブラジリアンワックス脱毛です。
したがって、鼻毛やすね毛などをワックスで脱毛することは、厳密に言うとブラジリアンワックス脱毛ではありません。ただのワックス脱毛です。
ちなみに、このブラジリアンワックスという名称の由来には諸説あります。
一説によると、ブラジル人女性が、サンバのときなどに履くTバックから陰毛が見えないようにするために、ワックスを用いて脱毛していたことに由来しているそうです。
ただし、永久脱毛ではないので注意!
ワックスを用いてのムダ毛処理は、毛を毛根から抜いているに過ぎず、永久脱毛ではありません。毛根は生きているので、また毛は生えてきてしまいます。
永久脱毛を目指したいのであれば、医療機関である脱毛クリニックでレーザー脱毛を施術してもらう方法がおすすめです!詳しくは、後ほど紹介します。
デメリット多すぎ?ワックスでのヒゲ脱毛がNGな理由!
簡単にツルツルになることができるワックス脱毛ですが、ヒゲ脱毛となると話は別です。
冒頭でもお話ししたように、ヒゲ脱毛をワックスで行うことは絶対にNG。めちゃくちゃ痛いのは前提として、肌へのデメリットが多すぎるからです。
デメリット① 流血、内出血
人の顔の皮膚はとても敏感です。ワックスを使ってヒゲを一気に引き抜くなんてことをしたら、毛穴から血が出てしまうことがあります。
また、毛を引き抜いた衝撃で、肌の内側にある毛細血管が破れて内出血が起こり、あざになってしまうこともありうるのです。
デメリット② 毛穴の開き
ワックスなどを使ってヒゲを強制的に引き抜くと、毛穴が開きっぱなしになってしまいます。
開いた状態の毛穴には皮脂や角質が溜まりやすくなるので、角栓や黒ずみになったり、後述の毛包炎のリスクも高めてしまうことになります。
デメリット③ 色素沈着
色素沈着とは、肌が黒ずんだりシミになったりする症状のことです。
ワックスによってヒゲが引き抜かれた衝撃によって、肌は防御反応としてメラニンという黒い色素の成分を分泌します。
通常であれば、メラニンは肌の代謝によって排出されますが、刺激が強すぎたり何度も繰り返されたりすると、排出が間に合わず、肌に定着してしまうのです。
ワックス脱毛は刺激が強い上に、何度も繰り返し行われます。色素沈着のリスクは非常に高いと言えます。
デメリット④ 毛包炎
毛包炎というのは、皮膚の常駐菌であるブドウ球菌が皮膚内部へ侵入し、膿や炎症を発生させる症状で、見た目はニキビに似ています。
ワックスでヒゲを抜いた場合、毛穴が開きっぱなしになったり、皮膚の組織がめくれてしまったりするため、毛包炎のリスクが高くなります。
軽度なものであれば自然に治りますが、まれに痛みを伴ったりして薬が必要になることもあります。
デメリット⑤ 埋没毛
埋没毛とは、毛が何らかの理由によって、皮膚の中で伸びていってしまう症状のことです。
ワックスで毛を抜いた場合、その衝撃によって皮膚は毛穴の上にかさぶたを作ってしまうことがあります。そのかさぶたが、次に生えてくる毛を皮膚の中に閉じ込めてしまうのです。
皮膚に透けて黒く毛が見えてしまうため、見た目もよくないですし、悪化するとかゆみや炎症を引き起こすこともあります。
効果が高くて安全なヒゲ脱毛の方法を紹介!
ところで、皆さんはワックス脱毛に興味があってこの記事を読んでいるくらいなので、痛みには強い方ですよね...?
ここでは、ワックス脱毛を諦めてくれたあなたのために、痛いけど効果が高く、安全なヒゲ脱毛の方法を2つ紹介します!
今から紹介する2つの方法は、どちらもワックス脱毛のように毛を引き抜くのではなく、毛根に直接働きかけることでヒゲを処理するので、肌トラブルのリスクが低くおすすめです!
①医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、医療機関だけでしか取り扱うことのできない脱毛方法です。
高出力のレーザーを照射し、毛根にダメージを与えることで、毛の発生を根本から止めることができます。
痛みは強めですが、効果が高く永久脱毛も可能となっています。医療機関ならではの充実したアフターケアも魅力的です!
②ニードル脱毛
ニードル脱毛は、電流の流れる針を毛穴に差し込むことで毛根にダメージを与え、毛の発生を止める脱毛方法です。
電流が流れる際にピリッと強めの痛みが走ることに加え、ひとつひとつの毛穴に施術するので、何度もその痛みを味わうことになりますが、その分効果は抜群で、永久脱毛も可能になっています。
また、レーザー脱毛では処理できないような、日焼け肌や白髪も処理できたり、脱毛箇所を細かく指定したりすることもできるので、より精密で確実な脱毛ができるところがメリットです。
医療レーザー脱毛やニードル脱毛を受けるには、クリニックやサロンに通う必要があります。ヒゲ脱毛におすすめのクリニック・サロンは、以下の記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
【番外編】痛みが少ないヒゲ脱毛・ヒゲ処理の方法
もし、痛みが少ないヒゲ脱毛・ヒゲ処理の方法を試してみたいのであれば、以下の3つの方法がおすすめです。
①光脱毛
光脱毛は、特殊な光を照射することで毛根にダメージを与え、毛の発生を止める脱毛方法です。脱毛サロンなどで取り扱われています。
仕組みはレーザー脱毛と似ていますが、レーザー脱毛に用いられるレーザーよりも出力の低い光を用いるため、効果はやや劣り、その分痛みは弱くなっています。
痛いのは嫌だけど効果にも妥協したくない、という人におすすめです!
②家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、レーザー脱毛機や光脱毛機を小型化し、家庭でも気軽に脱毛ができるようにしたものです。
家庭用に合わせて小型化した分、出力は落ちているので、実際の効果はヒゲの抑毛程度に留まりますが、痛みも弱くなっています。
自分のペースで気軽に抑毛したい、という人におすすめです!
ヒゲ脱毛におすすめの家庭用脱毛器は、以下の記事で紹介しています。
③抑毛ローション
抑毛ローションは、大豆イソフラボンなど、ヒゲの発育を抑制する効果のある成分が配合されたローションのことです。
シェービング後などに肌に塗ることで、ゆるやかな抑毛効果が得られ、2〜3か月ほど使い続けることで効果を実感できます。
さらに、コラーゲンなどの美肌成分もたっぷり含まれており、スキンケアと抑毛が同時にでき、まさに一石二鳥な処理方法です。
ただ、ヒゲが濃い場合は効果を実感しにくいこともあるので、注意が必要です。
ヒゲ対策におすすめの抑毛ローションは、以下の記事で紹介しています。
まとめ:ワックスでヒゲを処理してはいけません!
ワックス脱毛は、顔などの敏感な部位に施術すると、
- 流血・内出血
- 毛穴の開き
- 色素沈着
- 毛包炎
- 埋没毛
など、様々な肌トラブルを引き起こすことになります。
そもそも激痛ですし、デメリットが多すぎるので、ワックスでヒゲを処理することは絶対にやめましょう!
ワックス脱毛の代わりとして、痛みに強いのであれば医療レーザー脱毛やニードル脱毛、痛みに弱いのであれば光脱毛や家庭用脱毛器、抑毛ローションなどの処理方法がおすすめです。